長屋の盲点!?

| 長屋ってどんなもの?

 

長屋、現代風に言いますとテラスハウス。壁がつながった一戸建て住宅のようなものです。イメージ図はこのようなものです。ちょっとおしゃれすぎでしょうか?

 

 

 

 

土地はそれぞれ別人が所有していますが、建物は連棟になっています。不動産業界ではこのような建物を一戸建てとして扱っています。ただし、隣家とつながっているため色々とややこしくなります。守口市や門真市にはまだまだたくさんありますが、もし私が扱うときがくると分からなくて泣いてしまいそうです。社長にどやされながら頑張りますけどね。

 

 

| 隣との境目ってどこ?

 

マンションでは専有部分と共用部分があって、マンションの標準管理規約によると壁の上塗り部分より内側が専有部分です。

同じように考えますと、長屋でも壁の上塗り部分より内側が専有部分で、壁などの躯体部分は共有部分になります。

ただ、マンションのように標準管理規約がありませんので、どのように扱うかは住人の合意に従わざるをえません。この合意はないことがほとんどですから、売買のときには住民で合意をしてハッキリとしておく必要がありそうです。

 

 

| 越境した庇はどうするの?

 

先ほどの専有部分と共用部分に関係しますが、マンションの標準管理規約を採用すると、各戸の入り口にある庇は共用部分になります。

でも、マンションとは違って一戸建てがつながっているのですから、感覚としてはそれぞれの庇はそれぞれの家の持ち物(専有部分)とも言えます。これもやはり住人の合意によって決めないと結論は出ないと思います。

 

 

| 建て替えってできる?

 

1棟の建物の一部分は自分の持ち物ですから、もちろんリフォームや建て替えはできます。

ただ、ここでも問題があります。建て替えるということは、1棟の建物の一部分を壊して作り直すのですから、建物全体の構造が変わってしまいます。強度が下がってしまうかもしれません。そうなりますと、他の住民は黙っていないでしょうね。ここでもやはり住民全員の合意が必要でしょう。

 

 

| まとめ

 

1 長屋は土地も建物(の一部)も個人の所有!

2 隣家との境目は住人の合意次第!

3 越境物にも注意!

4 建て替えはできるけれどもやはり住民の合意がいる!?



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