不動産売却時の注意点(物件編)

| 土地や建物の登記

 

土地や建物は今ある状態と登記の内容が異なるときがあります。例えば、「測量したら登記簿の面積と違ってる!」、「相続をしてから登記を変更していない!」、「家を増築したけれども登記をしていない!」などさまざまです。

実際の面積と登記簿の面積は、分筆が繰り返された場合や隣の土地と境界があいまいな場合に起こりやすいです。境界標は大切です!しっかりと確認しておきましょう。また、売却をお考えになったときには相続や増築の登記を先に済ませておくとスムーズなお取引ができます。

 

 

| 建物の取壊しやリフォーム

 

土地を売却するときには建物が建っているよりも更地の方が高く売れます。「じゃあ、更地にするか!」と思っても建物を取り壊してきれいな更地にするには費用が掛かります。その分以上に高く売れるならばいいのですが、いつもそうとは限りません。

また、昨今の“古民家ブーム”によって古い家に魅力を感じる人もいます。お金をかけてリフォームをしてもマイナス要因になるかもしれません。

このようなリスクがありますので、建物の取り壊しやリフォームは買主に任せてしまいましょう。その分、更地にする費用の全額か一部を値引きの材料にした方がいいかもしれません。

 

 

| 建築基準法に注意

 

建築基準法は何度も改正されて、建築基準が変わっています。古い建物の場合、その建物を建てたときは法に適合していても、新たに建物を建てるときには同じ規模の建物を建築できないことがあります。このような場合は売却価格にも影響が出てきます。

売却をお考えになったときには、不動産屋に相談してみることをお勧めします。

 

 

| ローンが残ってる

 

原則的に売却したお金でローンを返し終える状態でないと売却は難しくなります。抵当権が付いている物件は金融機関に差し押さえられて競売にかけられる可能性がありますから、買おうとする人はいないでしょう。金融機関と抵当権の抹消を相談することもできますが簡単にはいきません。このような方法を“任意売却”と言いますが、ここでは割愛します。

 

 

| まとめ

 

1 登記を確認!

2 取壊しやリフォームはちょっと待って!

3 同じ規模の家が建てられないかも!

4 ローンの残高に注意!



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