里道って何?

| 里道の成り立ち

 

今までの記事の中でも“里道”という言葉を使ってきました。でも「里道って何?」と思われる方もいると思います。少し里道の話を書きたいと思います。

里道は昔から地域の住民によって農道や山道として使われてきました。それが明治になって道路を分類するときに“里道”とされ、国有化されたのち平成17年3月末までに市町村に譲与されました。現在は形の上では市町村が管理をしていますが、実質的には地域の住民によって管理されています。行政法上は“法定外公共物“となっています。

 

 

| 現在の里道

 

里道の中には道路として使われている路地、農道、山道もありますが、ビルや住居などの建物の下を通っている場合もあります。建物の下にあって道路としての役割を果たしていないときは、市町村は用途を廃止したうえで払い下げをすることができます。

里道に関する主な手続きには、以下のようなものがあります。

1 境界確認

立ち合いを行って境界の確認をします。境界立会申出書を提出する必要があります。

2 占有許可申請

里道が道路として機能している場合、基本的に占有は認められません。しかし、道路としての機能を妨げない程度で占有許可を受けることができます。

法定外公共物占有許可申請書、法定外公共物占有料免除申請書、誓約書、損害賠償責任負担請書、同意書などを提出します。

3 用途廃止・付替申請

里道が道路として機能していない場合、用途を廃止して払い下げをすることができます。上で書いた例の申請です。

法定外公共物用途廃止(付替)申請書、同意書、用途廃止(付替)の理由書、普通財産売渡申請書などを提出します。払い下げには1年くらいの期間がかかります。

 

 

| まとめ

 

1 里道はもともと地域の重要な道路でした!

2 里道は道路として使われていないことがあります!

3 里道は境界確認を行ったり、払下の申請をしたりできます!



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