| 医療系コンサルタントって?
なかなか一言では申し上げられません。コンサルタントはものすごく幅の広いお仕事です。主なものとしては次のようなものがあります。
1 経営診断
病院などの経営について、概況を調査したり財務診断をしたりします。
2 経営戦略支援
経営の環境を分析したり、事業戦略を練ったりします。
3 経営管理支援
利益や医事の管理、施設や設備の管理、財務管理、人事・労務管理などを支援します。
4 経営課題支援
開業をするときにお手伝いをしたり増改築計画の作成を手伝ったりします。
イメージしにくいですよね?私も同じです。言葉だけを聞いてもはっきりとはわかりません。「医事って何よ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。はい、私も同じです。私の勝手なイメージは、受付をしたり入院の案内をしたり患者さんへ保険金請求などの説明をしたりする部署ですね。以前の国立病院で比較的大きなところの事務方では“医事”“会計”“庶務”と分かれていましたが、今もそうなのでしょうか?
| 医療系コンサルタントの噂
ときどき聞く噂話は、上の分類でいえば“4経営課題支援”になります。
例えば、医薬分業が進められている中で、街の開業医さんが「薬局を隣に出したい!」と思ったときに、物件を探したり薬局用に改装したりするお仕事。ほとんど不動産屋や建築屋さんのようなお仕事ですが、医療に関する専門知識が必要になります。1件あたり数百万円以上の利益になると聞いています。
他には、1つの病院では利益が出にくい場合に、経営改善をしながらいわゆる“支店”を出すのをお手伝いするお仕事。土地探しから建築、改装などを受けているようです。数億円の案件もあるとかないとか…。病院としては、いくつも“支店”を出すことで広い範囲の患者さんを呼ぶことができ、収益を改善することができます。
| 医療系事業の増加はすごい!
医療系は急成長しているように思います。介護関連事業はもちろんのこと、大阪の京阪沿線、特に門真や寝屋川では針灸・整骨院がどんどん増えています。歯医者もどんどん増えています。萱島駅周辺では整骨院は6件、歯医者は5件あります。コンビニよりも多いですよ。この1年で整骨院も歯医者も2件ずつ増えました。
厚生労働省の統計(平成26年度)によると、全国に整骨院は約4.5万か所、歯科診療所は約6.8万ヶ所あるようです。10年前からの増加率は、整骨院で約64%、歯科診療所で約2%です。
これだけ診療所が増えてくると医療系のコンサルタントの仕事もかなり多いと思われます。京阪地域のコンサルティング業者さんの事務所は目立つ看板を掲げているわけではありませんが、医療と経営の専門知識を活かしてしっかりと稼いでいるのでしょうね。
| まとめ
1 医療家コンサルタントの仕事はいろいろ!
2 新規開業や事業拡大の話は景気がいい!
3 医療関連事業は急成長!